みなさん、こんにちは!家族こころ相談室フェアリーのきくちみよこです。
当相談室では、結婚前のカウンセリング、プリマリタル・カウンセリングをおこなっています!
あなたにとっての結婚って何ですか?
愛し合った二人がもっともっとずっと一緒にいたい!そう思って結婚しますか?
そういうカップルも多いでしょう。
結婚前カウンセリング、または結婚直後のカウンセリングは、その後の人生にとても役に立ちます!
私がこれを始めた理由は、2005年に開業以来、つらい夫婦問題や悲しい離婚の予防に力を入れたいと思ったからなのです。
夫婦問題でご相談に来られる多くのカップルは、すでに手遅れのことがよく見られます。これは本当に残念なことです。
カップルの中にはカウンセリングを受けて『もっと早く来ていればよかった。もっと早く聴きたかった。知りたかった』と言ってくださいます。
私は、その声を聴き、根本的な基本からの取り組みに力を注ぎたいと考えました。
結婚前カウンセリングで最初にお伝えすることは「結婚のメリット」です!
みなさんはメリットというと何を想像しますか?
ひとりでないこと?助け合えること?支え合えること?経済的なこと?
いろいろあると思いますが、私が思ういちばんのメリットは・・・
「自分の課題に気づくこと」です!
ひとりで暮らしていると、あるいは親と暮らしていても、おとなになると自分の課題を指摘してくれる人はほとんどいなくなります。まして親に言われたら『うるさい!ほっといてくれ』と追い払うこともあるでしょう。
人は、なかなか自分の課題に気づかないものなのです。
しかし、結婚して夫婦となり、一つ屋根の下に暮らすことになれば、当然いっしょにいる時間が長くなり、恋愛中には好かれようと背伸びしていいところを見せていた夫または妻は、結婚後まで背伸びしているわけにはいかなくなり、地(隠れていた本性)が出てしまうでしょう。
あ、本来は恋愛中から「あけすけ」であることが望ましいのです。知り合ったときから自分らしく自分を出している場合は上記の心配はありません。
ところが自分をよく見せたいと思うのは大なり小なり誰でもあることでしょう。
そうした場合、いっしょに暮らし始めて『彼ってこういうところあったんだ』とか『彼女ってこういう人だったんだ~』と、今まで知らなかった相手の価値観、習慣、思考のくせ、などに言葉を失うこともあるでしょう。
良い面を新たに発見する分にはすごく嬉しいことなのですが、自分とのちがいを知れば知るほど『どうしたものか・・・』と考え込んでしまうケースもあります。
思い切って言ってしまう。黙っていれば自分のストレスになる。そう考えて、ある日、『ねえ、あなたってどうしてそうなの?』と妻。
『なんだよ、おまえだって~~じゃないか!』と夫。
言われれば言い返す、やったらやり返す半沢直樹みたいになって対立してしまう。
そんな夫婦ゲンカからご相談に来られて、二人のちがいを整理して、お互い、どんなときに、どんなことで、どんなことを、どんなふうに捉えるか?
ものごとの受け取り方(受け止め)、捉え方がわかります。
それによって、実は今まで「生きる上での生きにくさ」を抱えていたことが判明する!こういうことがわかるのです。
たとえば、相手の言葉を素直に受け取れずに、裏があるように詮索してしまう。疑ってしまう。疑えば相手も感じ取り不快な気分になります。
たとえば、相手に嫌われたくないと思い、相手のご機嫌を損ねないように合わせてしまう。本当はそう思っていないのに『私もそう思う』と自分を偽ってしまう。自分を偽ればそれも相手に伝わってしまいます。
このような接し方を無意識にしてしまうケースも多いです。
これでは、良い関係は築けないことになります。こうして不仲になっていくのですが、それが発覚することによって、自分自身のくせ(課題)に気づくわけなのです。