最近、メルマガを久しぶりに再開しました。
心と関係性が整う【1日1言】~読書メモ~
https://www.mag2.com/m/0001693632
で、これを続けるにあたり、毎日1冊分の「読書メモ」に目を通しています。
先日、お送りしたのが、
天野ひかりさんの
『怒って落ち込むその前に 子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ』
からの引用。
==========================
親の一番大切な役割は、「子どもの自己肯定感を育てること」。
自己肯定感とは、
「僕は僕だから大丈夫」
「僕は必要とされている」
「わたしは愛されている」
「僕は自分が大好き」
と思える強い心。
自己肯定感が育まれると
・何かに挑戦して学んでいける
・壁を乗り越えられる
・相手の気持ちや立場を思いやれる
ようになる。
自己肯定感は、脳の中に存在する。
(1)呼吸や睡眠によって、体を健康に保つ働きをする「脳幹」。
(2)心を司り、感情を育む「大脳辺縁系」。
(3)考える、記憶するなど、脳の高次機能を司る「大脳新皮質」。
この3つのうち、(1)(2)の働きを整えることで、子どもの自己肯定感が育まれる。
でも、多くのお母さんは、2つをすっ飛ばして、(3)にばかり働きかけている。
(3)は、(1)と(2)を整えて初めてパワーを発揮する。
(1)生活リズムを整えて体を育み、(2)親に認められ愛されていると実感して心を育む。
これが自己肯定感を大きくするための基本。
==========================
僕は、子育て講演では、
「自立の三脚」
の話をすることが多いですが、
(こちらのコラムでも以前書かせていただきました)
その三脚の中でも、最も重要なのが、
①I’m OK!=自己肯定感
「自分は大丈夫!」
「自分は掛け替えのない存在だ」
と思える心を育てること。
細かく分けていくと、
①過去と今の感情に対する「自己受容」
②現在の自分に対する「自己肯定」
③未来に対する「自己信頼」
と、3つに分かれる「自己肯定感」ですが、
それはさておき、
自己肯定感を育てるために、
脳の仕組みを理解するといいですよ、
というのが、天野ひかりさんのお考えであり、
これには、僕も、大いに納得した分けです。
つまりは、
天野ひかりさんのお言葉のうちの、
「親」「お母さん」を「大人に」、
「子ども」を「自分」に読み替えると、
こんな風に表現されるわけですね。
==========================
大人の一番大切な役割は、「自分の自己肯定感を育てること」。
(中略)
自己肯定感は、脳の中に存在する。
(1)呼吸や睡眠によって、体を健康に保つ働きをする「脳幹」。
(2)心を司り、感情を育む「大脳辺縁系」。
(3)考える、記憶するなど、脳の高次機能を司る「大脳新皮質」。
この3つのうち、
(1)(2)の働きを整えることで、自分の自己肯定感が育まれる。
多くの大人は、2つをすっ飛ばして、(3)にばかり働きかけている。
(3)は、(1)と(2)を整えて初めてパワーを発揮する。
(1)生活リズムを整えて体を育み、
(2)自分に認められ愛されていると実感して心を育む。
これが自己肯定感を大きくするための基本。
==========================
どうしても、思考を使いすぎ、考えすぎ、やることに追われがちな現代社会ですが、
一歩立ち止まって、まずはしっかりと、自分の体を整えること。
自然な体に優しい食生活をして、
自然に近いリズムで、しっかりとした深い睡眠を取り、
そして、心からの喜び、幸せを大事にする時間を取っていく中で、
だんだんと、自分を大切に扱えるようになる。
自己肯定感が高まっていく。
親が、自分自身を尊重し、信頼しているからこそ、
子どものことも、「大丈夫!」と思えるようになり、
温かな家庭環境の中で、子どもは安心して、自分の心を育んでいけるようになる。
そう信じています。
まずは、自分を大切に、自分を満たして、抱きしめて、
子どもの命にも感謝して、抱きしめて、
ますます豊かな時間を過ごしてみませんか?
そんな風に、今を愛おしみながら、抱きしめながら、
豊かに過ごされる方が一人でも増えることを、
心から願っています。